Caudron C460
      1995〜1998

4.19UP!

ルロンリンケージをリフレッシュ、ペラもダイヤ減らしピッチ大のレーサー仕様へ、更にJRプロポに鞍替えして再登場。相変わらずのレーサーよろしく高速飛行は舵の切れよく4ポイントロールなどなんでもOK。PHOTS更新、ビデオ追加。

video 1, 2, 3・・・・・福島なまりは許してね!

 

のブラウンB2と同じくトンプソントロフィー1936年のMichel Detroyat乗る優勝レーサー。
アメリカナショナルエアレース初の外国であるフランスの機体でありながら並み居るアメリカ勢の中、半分の340hpで425.26km/hは当時ぶっちぎりであった。スピードは馬力だけではないことをアメリカに知らしめた秘密は引き込み脚、木製軽量、2速空圧可変ピッチプロペラなどあげられるが異様に後退したクローズドコクピットをはじめとするあまりにも流麗なデザインに尽きるでしょう。
本機は1936年に先に紹介したブラウンB2と戦っているが、固定脚、張り線付きのB2は時代遅れの感否めなくこの年を最後にリストから消えている。
この粋なフランス野郎を作らない手は無い!

 

古い航空雑誌を眺めながら計画を暖めていたところ、スーパーホビーショップヒコというすごい名の模型屋でC460のプラモを発見、これは私が買うのをずっと待っていたはず。
プラモを作りながらB2のように大きいのは扱い面倒でいや、早く仕上げたいのコンセプトでスピットファイヤー搭載中のOSFS52仕様にて図面化。

プラモ図面の平面形はレーサーの証で極めて小翼面積、強テーパーでそのまま作ったら危険極まりなし(ジェット機作ると思えばそうでもないかな)、特徴的なテーパーを残しつつ例によって面積拡大で26dm2とし、垂直、水平ともに僅かに安定優先で拡大。
脚は実機にも固定脚バージョンあったことをいいことに、軽量と作り易さよりスパッツ付き固定に妥協。
翼はバルサ板スパーとし、リブとともに切れ目をいれ格子状に組み立てる構造、強テーパーの翼端失速を避けセオリー通りねじり下げを設け、翼端エルロンはいまどき珍しいワイヤーリンケージ。
胴体は3mm側板に3mmベニヤ胴枠、曲面はヒコのおやじさんに教わった2mmバルサ甲板張り、エンジンカウリングは発泡オス型にてFRP成形(はじめてきれいにできたY(^o^)Y。尾翼動翼は骨組として羽布感覚処理。被覆はドープ絹貼り、色ラッカー、クリアウレタン仕上げにて。
以上空力としてはさほど冒険も無くいわゆる普通のセミスケールとなりました。

 

   全長   :1180mm
   全幅   :1300mm
   重量   :2000g
   翼面積  :26dm2
   ラジオ  :4ch、4サーボ
    エンジン  :YSFZ53

 

 

 

天の初飛行のときはなぜかFS52がYSFZ53に換装され強烈な加速で一気に離陸。
上半角は上面0設定したつもりが、ねじり下げの影響か幾分下半角のように見える翼、そして化石のようなワイヤーリンケージとあいまって旋回は回り込み、エルロン舵残りより当て舵の収束は皆無、そして異様なパワー。このアンバランスに疲れ果て、アクロどころでなく数周のオーバル飛行で早々に着陸アプローチへ。よく実機のデモフライトで翼を小刻みに左右ロールしながらパスアピールするシーンがあるが舵の残りエルロン搭載の本機では着陸まで見せてくれます。お陰でせっかくのピカピカ翼端を削ってしまいました。

今は独立左右サーボでエルロンリンケージすべきではあるが、大幅改造となるためリンケージガタ改善にて再飛行トライのタイミングを計っているところです。