エバンスVP1

ォルクスワーゲンフラット2エンジンのホームビルト機VP1を最初に見たのは1972年ラジコン技術グラビアに紹介されたアメリカ人の作品。低翼単葉、箱型、水平、垂直尾翼ともにオールフライング形式で白地にブルー、レッドの派手なストライプが印象的。
工作しやすく、よく飛びそう、しかも個性的、オールフライングスタビレーターは躊躇するが作らない手は無い。

の機体がオリジナル設計第1号となるが高校時代でとてもおそまつ。この機体のルーツをたどると当時飛ばしていた今や誰も知らないクレージーボーイ。(関わった機体達のページ参照)これはポンコツ号のベニヤ2ピース胴体の成功?にあやかり、同じくベニヤなるも、まるで自動車のようなプロフィールを持ち、主翼は発泡スチロールコアにコーティングしたスチレンペーパーのようなものを貼り付ける斬新?な機体でした。この機体で記念すべき初めてのロールができたときは嬉しかった。
ということでほとんど平面形コピーで憧れのVP−1を設計したのです。

 ーソドックスな3mmバルサ側板にベニヤ補強、後はキットと同じレベルで当時出始めの京商エクセルコートに色アクセント塗装とういうもの。特筆に価するものは何一つなし。

 思い起こせば、当時はまだシュニーレポートエンジンはなく、搭載したエンジンはOSMAX20でとてもパワー乏しかった。しかしながら軽い仕上がり(当時は軽くつくろうなどという余裕はなかったが)より離陸は難なく、宙返りロールなどの軽いスタントはこなし、結構いいじゃないと喜んだもの。

今では輸入もののVP−1キットがもっとカッコよく存在している。
今度は大型機で、又はまったく当時のオリジナル、もちろんエンジンも当時のもの(物持ちよいね、まだ回るはず)で再会したいものです。

  全長  :880mm
  全幅  :1100mm
  翼面積 :20dm2
  重量  :1350g
  エンジン:OS20MAX
  ラジオ :4ch