F86セーバー

ースアメリカン社として、アメリカとして初めて後退翼、自動前縁スラットを採用し、朝鮮戦争でMIG15と戦ったあまりにも有名な戦闘機。
航空自衛隊でも活躍し、初代ブルーインパルスの勇姿は今だ記憶に残ります。ジェット戦闘機とはいえまだ十分なエンジン推力を持たず今の戦闘機と比べ低翼面荷重、厚翼で見るからにRCモデルにしやすいデザイン。
ダクテッドファン、ジェットエンジンモデルはほぼ完全スケールで飛行できるまでに来ているが、1978年当時は到底まとものなジェットスケール機はなく、しいていえば、サンシャインセーバー60や丸鷹ファントム60がキットとしてあった程度と記憶。 

 全長   :900mm
 全幅   :940mm
 翼面積  :16.5dm2
 重量   :推定950g
 エンジン :エンヤ19W
 ラジオ  :3ch、3サーボ

のRCモデルは広島の三宅優氏製作(確か航空ファンに掲載)のホーカーハンタ-をヒントに車輪を省略し小型エンジンながら軽量に仕上げ軽快な飛行を目標に、主翼は固定、ワイヤーリンケージのエルロン、メンテ優先の正立エンジンマウント、やや浅めの後退角にて設計。
胴体は3mmバルサ側板をバルサとベニヤ胴枠に接合し、曲線部は2mmバルサで巻きつけ接着ときわめてオーソドックス。翼型は完全対象でフリーハンドで画いてしまうといういいかげんな翼型ながら、後退翼の翼端失速の概念は既知でねじり下げをきっちり、左右非対称に?設定していた。(^o^;)
初めての後退翼の組立ては手間取り当時はほとんど木工ホワイト接着剤を使って経済的にゆっくりと亀のように製作してたわけですが工作精度は昔も今も最悪と言えるでしょう。

投げ発進の初フライトはダッチロールよろしく迷走飛行後のスピン墜落。
それなりの幾何学計算で重心位置を決めたつもりが結果としてテールヘビー、小破の機体を修理し単3乾電池1本機首に取り付けると見事な?飛行。
三宅優氏の受け売りで空戦フラップもエレベーターと連動搭載したが、当時未熟な操縦技術には何とかに真珠で、効果を感じる暇も無く無茶な背面飛行中アップ!!さよならでした。
ろくに飛ばせないのにスケールやってはいけません。