Fio

画「紅の豚」に登場する可愛い飛行艇設計者フィオの名を頂いたパラソル機。
1920年代イタリアアドリア海をのんびり飛行する様を勝手にイメージした初のノスタルジックプレーン。年とともに食、娯楽の変化があるようにとうとうこんな機体を手がけてしまった。とはいいつつよく見ると翼型は完全対称、上半角はストラットのナット締め付け調整で可変というアクロのにおいが残る。当時QRPのハイパーキャットなるモデルを製作したばかりで確か5mm以上の側板バルサと三角材によるシンプル構成を採用、更に翼面積の余裕観から各所にブロック、ベニヤを多用したため完成重量2.9kgにもなってしまった。

 

 

 

 

80g/dm2以上の翼面荷重は着陸速度を上げ不整地滑走路ではスパッツ付き車輪を吹き飛ばしながらの接地が約束形態となってしまった。それに引き換え水上では高翼面荷重がどっしり観を与え心地よい。アクロとばかりにロールやループまではよかったが背面でストラットが折れ墜落。翼、胴体を修理しストラットを補強ししばらく飛行していたが、左右主翼取り付け不充分なままロール中またも裏万歳で今度はフロートも含め大破。
すべては飛んで当たり前のパラソル機をばかにした結果といえる。

  全長:1120mm
  全幅:1700mm
  翼面積:36dm2
  重量:2900g
  エンジン:OSFS80
  ラジオ:4ch5サーボ