質問や飛行機情報だけでなく、分かりにくいぞ!とか、それ間違ってるぞなどお叱りのお言葉もご遠慮なく
コンタクト!は大昔エンジン始動時のマグネトースイッチONの掛け声で飛行機乗りとスターター助手の意思疎通手段として常識化されていました。始動はとても危険な作業だったわけです。安全な飛行を心がけぜひコンタクトをみなさんと。


何が好きかって、操縦できるもの
電車、船、自動車、ホバークラフト、飛行機、ロケット
3次元空間を自由に移動できる飛行機は乗り物の王様。なんてね

いつの時代でもメカ好きが少々はいたはず。
なのにいつのまにか興味の対象は身近なインスタントゲームに。
ゴルフ、パチンコ、赤ちょうちん、インターネット、プレステがあればこの世は天国。
不思議の国 ニッポン。飛行機が好きなんて子供じゃあるまいし。

昔鳥をみて飛べるはずと考えた人の多きこと。リリエンンタール、ウイルバーライト、サントスデュモン、二ノ宮忠八。明治、日野,徳川両大尉が代々木練兵場でグラーデ機とアンリファルマン機を駆って日本初の飛行を披露、後のナイルス、アートスミス,キャサリン譲 達の宙返りアクロバット飛行。
それを見た、聞いた伊藤音次郎、後藤勇吉など飛行機狂達が今の民間日本航空界の先駆けとなった。
またワイリーポストやアメリアイアハート譲による数々のロッキードべガ、エレクトラ機での記録飛行、青森淋代海岸から飛び立ったパングボーン、ハーンドーンによるミスビードル号での太平洋横断、ピューリトゥアートロフィー、トンプソントロフィー、シュナイダートロフィーで高速化を牽引したドゥーリットル達、そして忘れちゃいけない星の王子様の作者サンテグジュペリ。そこには無謀な冒険や好奇心だけでは説明できない単なる遊びでもない、スポーツでもない、ビジネスでもない聖域、人種を超えた魅力。
これが飛行機。わかる人だけの至福の空間。

のホームページはオリジナルスケール機をメインとし、それぞれの実機体の開発背景、エピソードを織り交ぜ設計、製作、フライトインプレッションまで独断と偏見でまとめたものです。(思い入れの強い機体ほど能書き長くうんざりするかも)

初めてのスケール機は遂に離陸することのなかった「パイロット」のFA200エアロスバル。なぜ飛ばないかって、重いから。スケールは飛びにくいか、それとも作り方が悪いのか。
答えは両方。大昔 航空FANに三宅優 殿(空野彦吉)のホーカーハンター25の記事がありました。コンセプトは軽さと気楽なフライングスケール。
これが求めていたスタイル、しかし同じ道を行く気はサラサラなく、選び出される機体は一見脈絡なし、製作法も行き渡りばったり。ジェット戦闘機あるいはノスタルジックレーサーetc、

作り出される機体はマニアでないと名前はおろか見たこともないものが点在。
この飛行機知ってる? 知らないな!  これ快感。
ゼロ戦だけがスケール機ではないことを、駄作といわれた往年の機体達もビジネスライクでない情熱を持った技術者達が想いを巡らし2度とお目にかかれないようなデザインで存在したことを、知ったら最後、戻れません。わたしだけか?

(注意:零戦が嫌いなのではなくむしろ好きなのです。性能、美しさ全て完璧です。しかしながらあまりに多くの方々が作られるしキットも死ぬほどあるし、あえて私がつくる理由が見つからないのです、世の中には数え切れないほどの多種多様な機体が存在してるわけで、マイナーこそ面白みがあるきがしてならないのです)

snapshot in hangar at fukusima skypark with Mr. Ueno(acrobat pilot)

 

 

 

 

いっきり不器用な私の作風はスーパースケールなるものは1機もなく、あくまで毎週飛ばせるフライングスケール。初期は先のホーカーハンター記事の影響と急速に興味を持ち始めた高校生時代が第2世代ジェット戦闘機(もはやエリヤルールも陳腐化した余裕パワーとアビオニクスで勝負の)F15やF16のロールアウト時期だった影響もあり、軽く、またオーバーパワーをコンセプトに実機さながらの垂直上昇を夢見設計していた。
当時はダクトファンも駆け出しで性能も劣悪、アスファルト滑走路など夢、当然予算も思考能力なしの範疇。プロペラジェットで何が悪い!軽快に飛べば差し支えなし。
しかしながらジェット戦闘機なるもの翼面積が死ぬほど小さく3桁も違うレイノルズ数の中そのまんまスケールでは飛ばないことは容易にわかる。作りながら、飛ばしながら漠然と20〜30クラスなら翼面荷重は70〜80g/dm2が草地滑走路での限界と考え、無理と思いつつジェット機は3機製作。
しかしながらそのカッコ悪いこと。翼面荷重を下げるべく翼面積を増やし、更にテールボリューム合わせの尾翼面積増加に及び平面形は実機の面影が残る程度になっていた。これでは飛んでもあまりうれしくない。その後はアスファルト滑走路に恵まれる機会もあり、あまり数値にこだわることなく、僅かな経験の中、実機により近い位置で妥協点をみいだす設計方針に切り替わった。そのため設計には実機3面図を拡大コピーし、そのままほしいスケールでの座標点をプロットしていく方法にしている。(もちろんいまだに翼だけはそのまま作れる機体は少ない)スーパースケールを志す方々は最初からこの方法と思いますが、飛行シルエットが実機に近く、気楽によく飛ぶことが身上と考えています。

それでは、適当に作ってきた駄作品を眺めてみてください。ブルブルブルルー))))))!

 

on the cockpit of T4Bi


見開きカラーは初めてなので・・・


RCエアーワールド2004.11月号だよーん

 

ところどころに記述した技術用語や空力概念は一般の航空雑誌や航空力学の文献にあるものをアレンジしており多分に誤解、間違いがあると思います。お気づきの際はお手数ですがメールにてこっそり教えていただけると幸いです。

当ホームページは98年の阿武隈川氾濫そして堤防工事よりクラブ飛行場1年閉鎖をきっかけに、パソ音痴がなんとか形にしたものです。画像悪、デコレーション省略はご容赦。デジカメ購入費用がバルサ、部品代に化け、必要最小限の環境、エネルギーで制作しました。

因みにタイトルフォトはUコン盛んな中学地代の一駒。当時ラジコンは見ての通り僅か2機、いまだに飛行機にとりつかれているのは私だけか。(まとめ者 藤田 俊治)

 

通勤と飛行場通いに下駄よろしくこき使われ10年突破。alfa75は持ってる人にしか理解できない稀有なモデル。まだしばらくいっしょにいるか。

new rosso 75ts

今バンコク行きB777に乗っている。久々の新型機である。高空では翼端側エルロンは使用せず、もっぱら翼根元エルロンを使用している。いったん成田をを離陸し海に出、左旋回してバンコクへ向かうこのあたりの低空では翼端エルロンも微妙に使っているように見える。ハノイ便のB767では全て観察したわけではないが翼端エルロンが動いた様を見ていない。エルロンリバースという言葉があるが、通常の安定した環境下では翼端エルロンを使用する緊急性はないのだろうか。いつかエアラインパイロットに伺いたいものです。(後にANA ラジコンクラブの堀明様よりメールいただき謎が解けました「フラップが離陸用又は着陸用にEXTENDされている時だけ外側のエルロンが作動します。全てRETRACTされてクリーン状態ではINBOARDのエルロンのみの作動となります」とのことでやはり翼ねじれを意識したシーケンスと理解しました。ありがとうございました)
 そう
Aileronとは辞書で教会堂正面の階段状破風とも訳されるがここではもちろんカーチスプッシャー機で初めて採用されたとローリングを司る発明だ。ライト兄弟に始まる動力飛行から翼をねじり揚力差を発生させた機構がしばらく続いたが、この機構は翼のねじれという野蛮な、しかも再現性(果たして舵を戻してもとの翼形態にもどるのか?)の怪しいものと思える。3次元空間を飛行する機械にとってエルロンはエレベーターの次に大事な動翼と言える。然るに日本語では補助翼と訳されおまけのようである。ラダーが方向陀といってもこれだけで旋回は不可能、補助翼とは命名が悪かったような気がする。カーチスは特許を避ける形で翼とは別に(上翼と下翼の間)設けた角度をコントロールできる小翼としてエルロンを使い始めた。これが最初と理解しているが本当のところは分からないものである。
右方に富士山の頭が見えてきた。既に成層圏、青空が広がっている。
 スターターの
SWONするとブローロー・・いつもの排気音。押さえた手に確かに機体に火が入ったことを知らしめる振動が伝わる。独特の芳香族系の排気臭がリアル感を増す。合成でなくヒマシ油だとさらにいいのだが、木村のニューオイル(ストレート)緑ポリ容器とニクロムプラグ、松下のコロイドバッテリーを思い出す。エンジンスタート。スターターなど無論あるはずもなく、マフラーもまたない。2時間かけてスタートするもUコンハンドルに駆け寄る途中でストップの繰り返し。TAKE OFF したかと思えばいきなりのウイングオーバーのままアンコントロールで地球に激突大破はENYA09V搭載、木村のFA200エアロスバル。
 台湾の南だろうか大きな島が見えてきた。翼端には燃料廃棄口と
10本のボルテクスジェネレーター、エルロン後縁にディスチャージロッドもまた10本見える。目を上にやるとモニターに対地速度860kmが表示されている、1930年代木製の小さな小さなシュナイダートロフィーレーサー無冠のマリオカストルディーMC72が709Km、たいして変わりないじゃないか。しかしこの快適さは何だ、騒音を除けば電車、感動も何もないビジネスだけ。トイレにいきすがらエコノミーなので軽く体操などしてみる。雨季の東南アジア、積乱雲を避けながらのみごとな飛行だがやはりそれなりの上下左右の振動が心地よい。このB777にはTVがないのでこんなことを考えつつ、読書しながら7時間をすごす。スーパーチップマンクを駆る今は亡きアクロパイロット、アートショールの愛犬の名がエルロン君、命名が粋じゃありあせんか。タイトルのAileronは飛行機にとって重要でかつ他の動翼では誤解を招くこともあり飛行機用語としてプライオリティ高いエルロンと命名したのです。これを説明したいだけなのに、なんで長くなっちゃうんだろー

 

上から見た富士山

 

B777早朝成田へのランディングシーケンス
・エンジンスローダウン
・前縁スラットダウン
・インボードエルロンコントロール
・インボード側スポイラ微妙にアップダウンコントロール
・ギヤダウン
・インボードエルロンコントロール
・スポイラ、インボード、アウトボードコントロール
・ファウラーフラップダウン
・インボードエルロンもフラップレベルにダウンとコントロール・・ファイナルアプローチ
・ファウラーフラップフルダウン
・タッチダウン(んーソフト)
・スポイラフルアップ、スラストリバーサの轟音と急減速
・タキシー、動翼全てイニシャル、パドルのお兄さんのところへ・・・
多分どこかにうそがあるでしょう。

この777のボルテクスジェネレータは前縁スラットすぐ後ろに15本ある。同じタイからの帰国便であるが微妙に違いがあるようだどちらが新しいのか不明。
外の景色見ないで翼ばかり見てるわたしは何?メモするなちゅーの、となりのざますのおばはんが引きつる。
んーエアーライナーより戦闘機に乗りたい。