monomono coupe 90A(らしきもの)

2004.04.29加筆
下半角でのラダ-効果はどうなるか。上半角なら切った方向へロールするが、この機体も意に反しちゃんとスティック通りロールした。なぜ?サイドスリップしたとき胴体の陰になる側の翼は下面が乱流起し揚力失うのか。それは下半角による迎角差より大きいということなのでしょうか。慣れてきたので背面飛行気に入ってトライしてますが、下半角だからやさしいとは言えない。むしろ不安定、やはり車輪側が重く逆ヤジロベー効果が勝っている。でもとてもくるくる暴れまわるでたらめアクロは面白い。

空ジャーナル1979年8月号 jim larsen's photo garaphyに釘付け。高翼ストラット付きの地味な機体ながら派手なカラーリング、そしてスモークはアクロをイメージさせる。アメリカ MONO AIRCRAFT CORPの1940年製mono coupe 90Aは素性知らずとも絞られた後部胴体とワスプか何かしらないが空冷星型、円形カウルが個性を引き出す。
スホーイ、キャップ、エクストラではちょっと普通。エアロトーイングもしたいのでJ3、ヨーデルロバン、L19でもないな、アクロもしたいので・・ベランカスーパーデカスロン、TマイナスTもいいけど誰も知らない。高翼でエアロバチックをこの機体でやれば予測不可能でいいじゃないの。しかもスモーク出して時にはグライダーをトーイングするもよし。
ということでイメージを暖めていたのですが時間がないのです。そーだ、エルロンリンケージ逆で大破したBROWN B2 アクロの主翼と尾翼が残ってる。これを利用すれば胴体の製作だけで2003年中には完成か。やっぱり無理だった。
WEBから引っ張ったアバウトな3面図利用で設計したが、あまりのオーソドックス構造故 製作までの能書きは省略、とにかく早く完成させアクロ、エアロトーイング、水上機、航空写真撮影まで欲張りたい。

ストラットはパイパーコルトの流用

主翼、スパッツ、脚、ラダー、水平尾翼はBROWN-B2アクロ

いて特筆は
・円形タッパウエアのいれものをメス型としてエンジンカウリングをFRP成形。そのままタッパを使えばいいものを強度にこだわった。
・垂直尾翼のリブ羽布感はたこ糸を貼りつけてからフィルム貼りで再現。結構簡単でプリティスケールアップ。
・主翼は上記の失った対称18%低翼機のものだから高翼にすれば下半角になる。しかしながらBROWN-B2のときナイフエッジでひっくり返り癖があるほど少ない上半角なので逆につけて調度よくなるのではというひそかな期待。
・購入した部品、材料は白モノコテとマフラーエクステンションのみ〆て4000円程度か。胴体のバルサやベニヤ、脚などお決まり部品は在庫で十分足りてしまった。なんてお気楽、エコな機体。とは言いつつ、いつかはジェットエンジンや30セル、リポ、ブラシレスモーターなどで惜しげもなく毎週飛行してみたいものです。

 

・全長 :1130mm
・スパン:1440mm
・重量 :2500g
・翼面積:34dm2
・ラジオ :フルハウス4CH+スモーク1CH、エアロトーイング1CHはオプション・
・エンジン:ENYA45CX

これをスケールとは申しません。テイストがスケールとでも言っておきましょう。2004.02.15完成。
飛行は次回に持ち越し。飛んで当然、落ちたらメカトラブル以外なしの普通の飛行機。

といったらいきなり飛びませんでした。
ノーズヘビーを気にもせず馬鹿にした結果ですが、少々修正して無難な飛行。
古の45CXはやかましいのですが垂直上昇が止まらない勢いで2500gはものともしません。旋回はほぼ自律安定なくエルロンの当て舵は必須ですがそれほど苦にしたものでない。しかしながらナイフエッジはかなりの挙動ありフォーポイントロール含め高翼のどうしようもない特性がでている。
ロールはエルロンの動作角度少なくレートゆったりでつまらない。それでもロムチェバックやクイックロールなどのでんぐり返し系はとてもすばやく気が晴れる瞬間。次回はスモーク装置を追加してトライ予定。

 

左が航空ジャーナル誌の実機
似てない